不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

腹壊している時に読むもんじゃない

 安倍夜郎深夜食堂』2巻を読む。今回もじわりと来る。言ってしまえば「人情話」なんだけど、下手な線なのに表情豊かな登場人物と、うまそうな食べ物には、安易な「人情話」じゃない味わいがある。
 amazonのレビューで《「孤独のグルメ」に匹敵する傑作の予兆がある》とあって、頷いた。ただ、そのレビュアーは理由を《「主人公がどこにも 行かない」、つまり演劇で言うところの「一幕もの」の体裁をとっていること》としている。確かにそれも大きいと思うが、個人的には「食べる」だけでなく「作る」も描かれているからじゃないかなぁと思う。
 2巻で食べたくなったのはオニオンリング冷や汁。特に冷や汁は猛暑続く最近にはピッタリな感じ。

深夜食堂 2 (2) (ビッグコミックススペシャル)

深夜食堂 2 (2) (ビッグコミックススペシャル)