不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ノーチャンス!

 先日WWEで「マクマホンズ・ミリオンダラー・マニア」が行われた。社長のビンス・マクマホンが自らのポケットマネーで毎週100万ドル(約1億1000円)を視聴者にプレゼントする企画で、必要なのはWWEのサイト登録とパスワード入手のみ(簡単に入手できる)。一時的な視聴者の目を引き付ける事はできるだろうが、正直全く魅力が感じられない企画だ。何のために始めたのだろうと思っていたが、見逃した第1回でビンスはこんな言葉を発していたそうだ。

「この国のエリートと呼ばれている人間は、このジャンルを見下している。そしてキミたちに見向きもしない。だが、キミたちはアメリカ社会の縮図だ。人種的にも経済的にもアメリカを映し出している。エリートたちはそれがわかっていない。今こそ、キミたちの力をアピールするのだ。安心したまえ、ここはエリートと呼ばれる人間は立ち入り禁止だ」
スポーツナビより転載)

 批判も多いビンスだが、彼がWWEとスポーツエンタテインメントを、本気で愛し、命を賭けているのかが、垣間見えた。恐るべし。