中原昌也『中原昌也 作業日誌 2004→2007』をちょこっとずつ読んでいる。あんまり一気に読むと、やる気のなさが伝染しそうなもんで。金がない金がないと言っているけど、CD山ほど買っているし、DVDもたくさんレンタルしているんだから、ないわけじゃないじゃん、と思わず突っ込む。
この本もそうだし、『SPA!』の映画評でもそうだし、『文学界』の「【十一人大座談会】ニッポンの小説はどこへ行くのか」での発言を読んでも、生活は辛いし、小説なんか書きたくないと言っている。本当にそうなのかよ、だったら書かなきゃいいのに、なんて思っていたけど、(ポーズの部分もあるだろうが)どうも中原昌也の到達している箇所はもっと深そう。彼が作家として注目されている理由が、ちょっとわかった気がした。
- 作者: 中原昌也,boid
- 出版社/メーカー: boid
- 発売日: 2018/11/09
- メディア: 単行本
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