不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

内館牧子が妖怪みたい

 会社に置いてあった『週刊朝日』(1月18日号)をパラパラ見たら「祝『がんから復帰』対談 小橋建太×内館牧子」が載っていた。結構前の方に掲載されている。注目されているというより、年末年始でネタがなかったのだろうな、と推測。裏表紙の裏の広告がシークレットブーツなのは、何だか哀しい。
 プロレス雑誌を始め、いろいろな雑誌に小橋がフューチャーされていたので目新しい内容ではないが、やっぱり一つ一つの発言が重い。《死を意識しました》という一文にはドキッとする。《「リングに戻るぞ」という芯は持っているのに、それを覆いつくすような闇があるんですね》と苦しい気持ちをさらけ出しながら、《でも、その小さな芯が大きな闇を引っ張っていくんですよ》という力強い一言。
 今までの事を走馬灯の様に思い出しても、それは《全部プロレスラーになってからの姿》。《僕はプロレスラーとして生きられなければ、生に意味がない》と言い切っていて、これほど「全身プロレスラー」な人は、古今東西いないと思う。
《がんばれば必ず花が咲く》
《僕もがんがんいきますよ。これから》
 こんな言葉を直接、目を見て言われたら涙が出るだろうなぁ。