不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

今年の三本

 テーマもメッセージもなく、「何もない」というカタルシス。呆然。タランティーノはやっぱり素晴らしい。USAバージョンを見に行けなかったのが本当に残念だ。
 アキ・カウリスマキ最新作は、当時はそれほど強い印象を受けなかったのに、ずっとじわじわと残っている。孤独とやさしさ。大好き。
 『パラダイス・ナウ』を見返す事はおそらくもうないだろうが、心に強く残っている。映画は凄い。それと同時に、ああいう映画は日本では作られないなと思う。それは戦争との距離なのかもしれない。だとするならば、無理矢理作る事もないか。ノーマン・メイラーだったか「日本がアメリカの戦争はひどいと言っても仕方がない、日本は自らを見よ」みたいな事を言っていた(後で確認)。それはそうだなぁ。
 その邦画ではそれでもボクはやってないくらいしか見ていなかったので、偉そうな事も言えんな。
 『明日、君がいない』もなかなかの良作。監督の次回作が気になる。『ダイハード4.0』『ロッキー・ザ・ファイナルといった続篇映画も結構楽しめた。『ランボー4』は行くかどうかわからん。