不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

もっと面白くできるのに


 バイオハザードⅢ鑑賞。監督はラッセル・マルケイ、製作・脚本、ポール・W・S・アンダーソン。出演、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーターイアン・グレンなど。
 『1』も『2』も劇場では見ていなかったし、レンタルで鑑賞してもイマイチだったのだが、ミラ・ジョヴォヴィッチファンとして、完結編くらいは劇場で見るか、と選択。
 いきなり書いてしまえばガッカリであった。ゾンビ(アンデッド)が出てくるとはいえ、ホラーとしての恐怖は皆無。常套手段として「いきなりゾンビがドーン!」「キャー!」しかない。
 アクション映画としてどうなのか。アクション映画は緩急が重要なのに、ハイテンポでありながら、どこか細切れのアクションばかり。見せ場を多くしているつもりだが、それがかえって散漫な印象を抱かせ、最終的にはだらだらしたものとなってしまった。物語自体、突っ込みどころしかない。
 結局、見るべきところはミラの当たり役であるアリスの美しき格闘姿だけである。それも、無機質で感情を殺した女性に演じたかったのかもしれないが、単に表情の乏しい人にしか見えず残念な仕上がり。
 トホホ、だった。