不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ゆっくり、だが確実に進む

 堀江敏幸『アイロンと朝の詩人―回送電車3』を夜、寝る前に少しずつ読む。堀江敏幸の文章は、とても研ぎ澄まされているが、固いわけでも鋭いわけでもない。選び抜いているのだが、どこか“遊び”も感じる。特にエッセイは。誰かについてよりも、自分についての文がよかった。この「回送電車」シリーズ、初めて読んだ。前二作も読まねば。