不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派キャバレー日記

 10時、ある演劇の当日券のため電話電話。一緒にしていた草太から獲得の報。ライブのチケットの抽選当たりのメールも来た。最近、チケット運がいい流れに。
 久し振りに休日に晴れた気がする。洗濯、風呂掃除、洗濯機のカビ取り。衣替えもしなければいけないな。
 昼はイタリアン。カラスミの季節が近くなってきた。
 古本屋で、三島由紀夫の『生きる意味を問う』という本を買う。題名だけだと絶対に買わないが、三島由紀夫だから。1984年の本。新刊本屋で『STUDIO VOICE』購入。ディスク・ガイド特集。くせのある選び方で、内容より並んでいる図が面白い。
 一旦帰宅するも、すぐに外出。再び本屋へ行き、いろいろ我慢するも文庫一冊購入。今月、出費激しそう。
 5時半、渋谷で草太と待ち合わせ青山劇場へ。松尾スズキ演出『キャバレー』である。全くノーマークだったのだが、思いつきで行く事にした。電話で整理番号を貰い、その順番にチケットを買うシステム。余っていたのだが、なんとS席のみ! 12000円! ちと高いなぁと思いつつ、仕方ないのでS席を買う。
(鑑賞)
 12000円は、全く高くなかった。すばらしい! ブラボー!(感想は後ほど)
 渋谷のスタバで少し語らい、解散。
 テレビで「写真物語」なる番組を少し見るが、うんざりする。一枚の写真の背景や物語を流すまではいいが、スタジオにいるタレントが号泣しているのには吐き気がした。
 写真というのは、そんなものではないはずだ。その一枚が撮られた背景を知っていれば噛み締めながら、知らなくてもそこに写っている全てを目に焼き付けながら、永遠となった一瞬を、また一瞬となった永遠を、静かに受け止めるものなのだ。ドラマチックに仰々しく語って、大泣きするようなものではない。更に言えば、「みんな」で見るものではなく、「たった一人」で見るものだ。一体感というものとは、無縁のジャンルではないだろうか。
 姉と電話。内容は、うんざりする話。早く終わらせたい。
 最後、ぐったりしたが、『キャバレー』のすばらしさが、全てを帳消しにしてくれる。充実の一日だった。