猪木 「ハローゴッチさん! で、どんな顔ぶれの大物レスラーをよこしてくれますか?」
ゴッチ「それが………いいかイノキ、冷静に聞けよ。誰一人キミの新日本プロレスに参加するのをオーケーしない。テレビ中継もない新団体では不安だ。それに新日本プロレスにあがったら最後、もう二度と日本プロレスに呼んでもらえんという」
猪木 「ウ〜〜〜ヌ!! 日本プロレスのワル幹部どもが、アメリカのレスラーたちに手をまわし圧力をかけたな!」
ゴッチ「どうやらそのようだが、感情的になったら負けだぞイノキ。新日本プロレスの旗あげ興行は立派にやれるッ! 一人の超大物レスラーが日本へ行き、キミと戦うからな!」
猪木 「エッ……そ、その超大物とは!?」
ゴッチ「わたしだよ。それともカール・ゴッチは超大物ではないかな?」
猪木 「ゴ……ゴッチさん!(感涙)」
(『プロレススーパースター列伝 (5)』より)
これが徹頭徹尾、梶原一騎の妄想というのがまた素晴らしい。

- 作者: 梶原一騎,原田久仁信
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