不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

パッ! 出たぁ!!

 昨夜、「我らの高田笑学校 しょの28 第二夜」へ行った。高田文夫プロデュースのお笑いイベントで、今回は2日にわけての開催。第一夜では立川志らく立川談春などの落語。第二夜は通常の漫才を中心としたお笑い。出演者は、U字工事清水ミチコますだおかだ岡田圭右、レギュラーの松村邦洋浅草キッド。ハコは紀伊國屋サザンシアター
 出演順に感想を。
 トップバッターはU字工事。栃木弁を使う漫才コンビで、初めて見た。ネタの構成も、ボケとツッコミのコンビネーションも悪くない。でも爆発力が足りなかったな。まぁこれからか。
 続いて松村邦洋。出囃子の“オマリーの六甲おろし”に笑ってしまう。何度も聞いていて下手だとわかっていていながら、想像以上の下手さで。野球特待生、裏金問題などのネタ。小泉純一郎掛布雅之津川雅彦貴乃花など、相変わらず物まねはそっくりで絶品だが、こう毎回だとちょっと飽きる。しかし、新作はほとんど滑るので、これしかないのか。
 一番楽しみにしていた清水ミチコ。多分、いつもの自分のコンサートの凝縮バージョンだろう。ほぼ完璧な構成で、面白かった。彼女は「芸人」だけど、「お笑い芸人」ではないんだなぁ。
 仲入りを挟み、ますだおかだの岡田。何でも増田が映画出演で予定が合わず、断ったら高田文夫に「ピンでいいから出てくれ」と言われたそうだ。「5分でいいから滑ってくれ」って。見事に岡田は15分間、滑り続けた。ある意味、岡田芸の真骨頂! もっと駄目かと思ったが、思ったより良かったぞ。でも、もうやんない方がいい。
 トリは浅草キッド浅草キッドの漫才、ここしか見る場がない。そのため、時事ネタを扱うので、どうしてもネタが詰まりすぎて、構成がぶれてしまう事が多い。しかし、今回は藤原紀香陣内智則の結婚式を落語の「高尾太夫」に繋げてネタを展開して、一本筋があり、ぶれなかった。この構成は面白い。水道橋博士がネタ中にふらふらするの、気になるんだよなぁ。きっちり立ってやってくんないかなぁ。
 最後は全員集まって、高田文夫司会でトーク。実はこれが一番面白かった。それはそれで、如何なものかと思いながら。
 終了。爆笑というのはなかった。物足りない、残念。