NHKアーカイブス「手塚治虫 創作の秘密」を見る。1986年に放映されたもの。番組製作側の意図は見えず、手塚治虫がマンガを描いていく姿を淡々と描いていた。動いている「マンガの神様」を初めて見るし、非常に興味深かった。
印象に残っているのは、自身の絵についてのコメント。加齢により「丸が書けないから、僕はもう駄目だ」と呟き、「僕は絵はうまくない。それがコンプレックスだ」と自嘲し、それでも「絵さえうまくいけば後40年は書ける(当時58歳)。アイデアはバーゲンセールできるほどある」と言う姿は、少しぞっとした。天才だなぁ。
あまり深くまで入り込んでいなかったが、面白かった。