不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

生涯最悪の試合

 で、年末といえば格闘技で、知り合いとカード予想までしたのだが、全く盛り上がらなかった。一応ちょこちょこチャンネルを変えて見ていたのだが、最後は「ガキ使」だけで。
 PRIDE男祭り2006はスカパーに入っていないので見られない。結果を見て、いくつかの観戦サイトを拝読。気になっていた田村潔司vs美濃輪育久は美濃輪はミノワマンという、もう何て言っていいかわからない改名をしたのにまず笑う。そして、ミノワマンの試合後コメント「(わき腹は大丈夫?) 大丈夫です。超人なんで」に爆笑。
 後は特に何もない。何もないっていうか、物凄く見たかった。全部面白そうで言う事がないね。ミルコのUFC移籍は残念。それでもスカパー加入を本気で考える。だって、ジョシュがノゲイラにデスバレーボムを仕掛けたんですよ!! その瞬間を見なくてどうするの。


 さて、話を変えて地上波で放送されたK-1 PREMIUM 2006 Dynamiteですが、各試合の感想及び、例の秋山成勲vs桜庭和志戦については、いくつかのサイトで事実確認と鋭い分析をされているので、紹介。

 個人的にはid:pencroftさんの分析が面白過ぎでした。
 俺はこんなに胸糞悪い試合は初めて見た気がする。それは桜庭の「滑る!」発言を知る前からそう思っていて、残念ながら試合後のやり取りでそれは更に加速した。
 上記のサイトと重複してしまうが、レフェリングのおかしさが、格闘技団体の不透明さに繋がっているのが暗い気持ちにさせる。どんなに我々ファンが騒いだって、団体側は「協議する」の一言で終わりにしてしまい、何も変わらず大会は続いていくのだ。ホームタウンデジションなんてものではない。ただ単に「つまらない」「面白くない」んじゃない。明らかに政治的な力が働いているのが、見ている側にまで伝わっている。これは、末期である。行き着く先は破滅しかない。
 一体、いつから純粋に格闘技が楽しめなくなったのか。いつになったら純粋に楽しめるようになるのか。
 はっきり書くが、この試合はおかしい。
 桜庭は試合で何千回、練習を入れれば何万回と人の身体にタックルをしているのだ。その選手が「違和感を覚える」と言い切っている。汗で滑るくらいなら本人はわかるはずだ。レフェリーがちょっとチェックすればいいだけの話なのだ。
 沢山の人が書いているが、俺も書く。
 桜庭和志の試合は何十回も見てきた。ぼこぼこのKO負けでも、僅差の判定でも、彼が抗議した事なんてなかった。

*1:俺のアンテナでは「我が入場に一辺の悔いなし!」です。このサイトで『龍が如く』を知り買いました。