- 『紙屋悦子の青春』
- 『時をかける少女』
- 『グッドナイト&グッドラック』
静かな反戦映画、『紙屋悦子』はやっぱりすばらしい。同じ戦争映画でもイーストウッドの「硫黄島二部作」よりも胸に迫るものがあった。とはいえ、これをスクリーンではなく、レンタルしてテレビで見ると退屈に感じるかもしれない。終わってしまった今言うのも何だが、映画館で見るべき映画だった。
『時をかける少女』は全く期待せずに見た影響もあるだろうが、非常に面白かった。ストレートな「青春映画」。恵比寿ガーデンシネマで4週間のアンコール上映をしているので、未見の方はどうぞ。
最後は、悩んだが『グッドナイト&グッドラック』にした。一つのテーマにしぼり、そこから(テレビの)報道のあり方を描き出していた。スタイリッシュで、90分弱と短く編集してあるのも好感が沸いた。ジョージ・クルーニーはいい監督になりそうだ。
『かもめ食堂』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』もかなりの良作だった。来年も、せめて一週間に一本は映画館で見ようと思う。