家で仕事をする時、音楽をかけながらする。聴くのはジャズかクラシックが多い。*1日本語でも英語でも歌詞があると、ついそちらに意識が傾いてしまい、集中できないからだ。
最近よく聴いているのがグレン・グールドさんです。前から聴いていたんだけど、やっぱりいいです。何がいいのか説明はできないけどね。
グレン・グールドといえばバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」。寝る前にもiPodで聴いたりするんですが、演奏とは別にうなり声が聴こえる。知らない人は心霊現象じゃないかと思いそうだが、これはグールドの鼻歌らしい。つまり、彼は演奏しながら鼻歌を歌っているのだ。俺は話を先に知ってから演奏を聴いて爆笑してしまった。それと同時に、何て愛らしい人なんだと思い、それから好きになった。人物からというのは邪道かもしれない。でも、彼がどれだけバッハが好きで、バッハを弾く事が楽しくて嬉しいかが伝わってきて、聴いていて心地よかった。今も変わらない。
グールドは聴衆との関係性や演奏の一回性に疑問を持って、ある時期から一切コンサートから手を引いた。レコード録音及びラジオ、テレビなどの放送媒体のみを音楽活動の場としていたわけだが、もし彼が生きていて、今のデジタルになった音楽世界を見たら、どう思うだろう。

- アーティスト: J.S. Bach
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- 発売日: 1999/11/09
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*1:カッコつけてますが、全然知らない素人です。