不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

よむよむ

 新潮社から創刊されたyom yomをぱらぱらと読む。創刊される事すら知らなかったのだが、小特集でカート・ヴォネガットが取り上げられてるので買った。考えてみたら文芸誌を買うのは初めてかもしれない。時々面白そうな記事が載っている雑誌もあるんだけどな。それにしても、文芸誌って売れないみたいですね。『en-taxi』も文芸誌って最近知った。一万部くらいだっけ。どういう人が買うんだろう。
 で、この雑誌は多分、文芸誌を買わない人をターゲットにした文芸誌ですね。「よむよむ」って語感はいいね。好き。表紙は新潮社のパンダで、なかなかポップでキャッチー(書いていて恥ずかしい言い方だな)。パンダグッズの一種類みたいに見える。執筆陣のラインナップは、言い方は悪いんだけど、わかりやすい。いや、いい著者を揃えたと思います。さすが新潮社といったところか。次は石井桃子特集だそうです。不勉強のため、石井桃子を知らないので、この特集がいいかどうかは判断できないんですが。
 でも、売れたとしても一時的で、結局売れなくなるんじゃないかとネガティブに思ったりもしている。『パピルス』や『野生時代』よりもずっといいと思うので、俺の予想を裏切り、若い人向けのいい文芸誌になっていただきたい。健闘を祈ります。次も買うかどうかわかんないけどね。