不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

復刊希望

 朝日新聞の書評欄で最も楽しみにしていたコーナーの単行本化。何で終わっちゃったのかと思ったら、『週刊朝日』に移動していたんですな。週刊誌に載るっていうのとはまた違う気がするけど。本屋で探したのだが見つからないので、店員さんに探してもらったわけだが、「『この雑誌を盗め!』という本なんですけど」と言うのはちょっと面白い。
 雑誌の評なんて古くなってしまうんじゃないかと思ったが、「雑誌は時代を映す」とはよくいったもので、意外に時事コラムにもなっていた。亀和田武のほかの本も読みたいんだけど、売ってない。図書館でエッセイ(タイトル失念)と古本屋で買った『時間街への招待状』だけ。もっとエッセイ読んでみたいなぁ。

この雑誌を盗め!

この雑誌を盗め!

時間街への招待状 (新潮文庫)

時間街への招待状 (新潮文庫)

 古本屋といえば、古書現世店主・向井透史さんの新刊読んだ。『早稲田古本屋街』。早稲田にある古本屋がいかにして出来たのか、店主たちに聞いた話である。古本屋に興味ないと手に取りにくいかもしれないが、面白いです。一人の人間が一つの店を立ち上げようとするんだから、そりゃいろいろあるわな。装丁は多田進。いいねッ。
 付け加えると、向井さんの前作『早稲田古本屋日録』も面白いですよ。こちらはご自身の店番日記なんだけど、一つ一つが短編小説みたい。向井さん、文章うまいわー。開催中の青空古本市にも行きますね!
早稲田古本屋街

早稲田古本屋街

早稲田古本屋日録

早稲田古本屋日録