不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

dancing queen of dancing queens

 外人さんのライブは、基本的に開演時間は押すもの。レッチリは立ち見席で40分押しだったので疲れて、一曲目が始まった瞬間に暴れ、数曲でもう疲労困憊だった。OASISは指定席だから待たされても疲れないけど、アイツらの場合、ライブすっぽかして帰る時があるので(アイツらというか、リアムが)、出てくるまでヒヤヒヤ。出てきても帰る事あるけど。ストーンズは、何でも客をじらすために40分くらいわざと遅くするそうだ。で、昨夜のマドンナさんですが、1時間10分も押しやがった。さすがに待ち疲れたぞ。
 とはいえ、始まればステキなショーでした。ライブというよりショー。映像を駆使して、ダンサー使って、パフォーマンスばっちり。例のロシアで騒がれた、自分を十字架に磔にして“Live to Tell”を歌う演出は、正直退屈でした。シンガーが微動だにできないんだもん。日本では何の騒ぎにもならず、むしろ歓声が上ったのはちょっと面白かった。日本人はマリリン・マンソンですら歓迎するもんな。多分、十字架じゃなくて神棚とか仏壇でも普通に騒いだと思う。多神教だとつくづく思った。俺はここは日本人のいいところだと思う。
 不勉強で、それほど曲を知らなかったが楽しめた。「これもマドンナなんだ」と思う曲もいくつか。ラストは“Hung Up”。その前の“Lucky Star”から繋げて曲が始まるアレンジになっていて、個人的には普通にイントロから始めて欲しかったけど、カッコよかったので問題なし。ああいうダンス・ミュージックでシンガロングできるっちゅうのが凄い。盛り上がった。
 10時過ぎに終了。バラード曲は少し力が劣るけど、ダンサブルな曲の求心力はさすが。ドームを完全に掌握とまではいかなかったけど、数万人を躍らせた。まさか47歳のオバハンにセクシーさや色気を感じるとは思わなかった。47歳が腰降って中指立てて歌うんだから、エンターテインメントの世界は怖い。
 満足です。


 ライブ内容以外に思ったのは、観客にも外人さんが多かった。あと、一所懸命ライブ中にデジカメや携帯で写真を撮っている人が多かった。君達は何しに来たのかね? しかもフラッシュ使うバカもいた。ライブのマナーちゅうのを考えていただきたい。