不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

面舵いっぱい


 『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』を観に行った。最後の回だったが、結構混んでいた。
 観る前は、前作で主人公三人の一人だったジャック・スパロウが受けたんだから、続編はがんがんプッシュしてきて、そのせいでやり過ぎ感が漂ってしまうんだろうなぁ、と思っていたらその通りだった。ジョニー・デップは大好きなのだが、それでもちょっと過剰気味だった。いや、面白かったけどね。
 内容は『1』と違って、『2』『3』と前後編になっているので何とも中途半端。中途半端なのはまだいいけど、物語自体イマイチ。だけど、思い返せば『1』も物語はイマイチで、ただただジャック・スパロウだけが良かったんだから何一つ変わっていない気もする。
 過剰気味と書いたけど、やっぱりジャック・スパロウはいい。おどけていて、ラリッていて、臆病で、卑怯者で、素直で、カワイクて、格好いい。今回のコピーは《さらば、ジャック・スパロウ》で、そういうシーンは確かにあったんだけど、それが格好いいんだわ。ジャック・スパロウに1800円出すね、俺は。
 なので、「混んでいる映画館にわざわざ行く事はないけど、『1』観て、『3』も行くんだったらそのうち見たら? ジャック・スパロウ以外ちょっとガックシだけど、そもそもそういう映画なんだからいいんじゃないの」というのが俺の感想です。だいたい、どういう物語だっけな。