不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

笑犬樓から

 昨夜、「R30」という番組を見た。この番組は国分太一とV6の誰か(イノハラとか言ってた)がMCで、いろんな分野の人とトークする番組。「トップランナー」と似ているが、あっちよりも俗っぽくて好き。たいだい今の「トップランナー」は、MCが山本太郎で「オマエ、トップでも何でもないやん! しかも司会なのに勉強もしていないし!」と見ていてイライラするので最近見ていない。本庄まなみはカワイイから何でもいい。
 「R30」はMCの二人が無知なのを自覚しているのか無自覚なのか、やたらズバズバと本質的なことを聞いているのでなかなか面白い。今回は筒井康隆先生がゲスト。御大、テレビではお久し振りでッ! そんなに眼が細かったんすか? 
小松左京は『日本沈没』が売れた。だから僕らは彼のことを「沈没成金」と呼んでた》
《環境が変わったって文章は変わらない。手書きからワープロにしたって変わらなかった。変わるのなら嬉しいくらいだ》
 この人は天才と言われても、どんなに御大になっても、とても俗っぽいのだ。そして、どこかカワイイ一面がある。作品好きだし、人柄も好きだなぁ。
 途中、宮崎学が人物を紹介するコーナーがあったのだが、今回は本田靖春だった。知っていることだったけど面白かった。というか、筒井康隆宮崎学本田靖春って、地味だな。深夜だからできるんだろうな。是非ともこの路線で続けて欲しい。
 筒井康隆曰く、
《最初の30年は修業時代、次の30年は種まき、最後の30年は収穫期。これから収穫ですよ》
 うーん、御大にしてこの言葉。肝に銘じよう。