読書
Kindle Unlimitedはもうやめようといつも思うのだが、月が変わって新しいラインナップになると読みたいのがいくつか入っているので、そのままだらだらと続けてしまっている、それが相手の狙いなのだろうとはわかっているのだが。今月は白泉社文庫の漫画が結…
本を読まないというか読めない日々が続いていて、それでも気になる本は買っていたので積まれていくばかりだったのだが、最近になってようやく読めるようになったのでちびちびと読んでいる。感想も書いておきたいのだが、どうにもまだその気力は戻ってきてい…
最近、全然本を読んでいない、どうにも活字が頭に入ってこない、行き帰りの電車では音楽を聞くばかりで本を開かない。一時期ガーッと読んでは空白ができるというのはいつもの自分のパターンではあるのだが。最近だとYMOのドキュメント本と佐久間文子『ツボち…
平成生まれの後輩は本はほぼ電子書籍で読むという。「嵩張らないのもありますが、どんな本でもだいたい同じフォーマットなところがいいですね。紙の大きさとか字詰めとかを気にしなくていいから純粋に頭に入ってくるんです」との事で、目から鱗とまでは言わ…
漫画家 三浦建太郎さん死去 54歳 「ベルセルク」などの作品 | おくやみ | NHKニュース 『ベルセルク』の三浦健太郎が急逝した一報は本当に驚いた、五十四歳、あまりに早い。途中までは読んでいたのだが休載が多く遅々とした進行だったので、これはあとからま…
電子書籍はもっぱら漫画ばかりで、活字の本を読む事はほぼない。セールの時に何冊か買ってはいるのだが読まない、どう頑張っても目が滑って頭に入ってこない、慣れなのかもしれないが読むならやっぱり紙がいいと買うか図書館で借りてしまう。ただ電子書籍で…
名前は知っていたし、近いところは通っていたはずなのにその作品にはほとんど通っていない石岡瑛子のノンフィクション、河尻亨一『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』(朝日新聞出版)を読むつもりになった理由はよく覚えていないが、東西ジャンルと多岐にわたる…
この年末年始は本を三冊くらいしか読まなかった。昨年最後に読んだのは、養老孟司・伊集院光『世間とズレちゃうのはしょうがない』(PHP研究所)。たぶん対談自体は一、二度しかやっておらず途中で養老さんが飽きちゃった気がするし、妙なところに一行空きが…
今年読んだ漫画の中から、「最高だな」と思ったコマを無断でピックアップ。 よくこういう事をしています。 小犬のこいぬ【電子限定特典付き】作者:うかうか発売日: 2020/12/12メディア: Kindle版 今年一番笑った漫画です。 女の園の星(1)【電子限定特典付…
発売時に店頭で見かけて気になり、その時はパラパラ立ち読んでみたらどこかしっくりこなかったので買わず、しかしその後の書評などで評価が高く、昨日感想を書いた本でも紹介されていたので改めて図書館で借りて読んでみた本が、何がというわけではないがや…
翻訳家の都甲幸治が書いたエッセイとトークショーをおさめた一冊で、その時その場で即興的に書かれたものだが通して読むと何かしら一貫性があった。いろいろな国の小説を読んで、またそれを誰かに紹介する事で、あるいは他ジャンルの人と話す事で他者の存在…
名前を取り戻す事で、その人を受け入れる事で、自分を受け入れる事で前へ行ける、そんな漫画になるとは思わなかった。これにて完結。A子さんの恋人 7巻 (HARTA COMIX)作者:近藤 聡乃発売日: 2020/10/15メディア: Kindle版 池辺葵の新作は、相変わらずのパン…
私は今、何を描こうというあてもなしに、これを書き始めた。こんなふうにして書くのは初めてだ。 右にいま題名を掲げたが、最初に浮かんできたのは、この言葉だった。 メメント・モリ。 原田宗典が覚醒剤と大麻の所持で逮捕されたのは二〇一三年九月で、その…
ずっとだらだら続いてほしかったような、スパっと終わったのが好ましいような、何にせよいつの間にか始まっていつの間にか終わっていた田島列島『水は海に向かって流れる』(講談社)の完結巻である三巻が出たので読んだ。二巻の感想で《やや特殊な人間を描…
韓国の現代小説は一時期何冊か立て続けに読んでいたのだが、ちょっとしたブームになると共に少し冷めてしまって(ブームに対しての反感めいたものがあったわけではなく、そんなものは持っても仕方がない、ブームになると玉石の石の方が増えてしまっていくつ…
コロナ禍の日々を書き記しておこうと作家と編集者は考えたのだろう、いくつかの文芸誌で日記特集が組まれた。単行本としては『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』(作品社)と『コロナ禍日記』(タバブックス)が出ていて、コンセプトは同じだが筆者が違い、…
基本的に紙の本が好きで、本屋で並んでいるものを買っている。たまにセールで叩き売られている電子書籍をちまちま買っておいたりするのだがあまり読まない、手が出ない。ただ、漫画だけは別で最近は電子版の方を買う事が増えている、漫画は冊数が多いので部…
十二時間くらい寝た。昨夜は二十二時くらいに寝て、八時くらいに起きられるだろうと思ったら全く起きれず、目覚めたらもう十時だった。寝過ぎた気もするが、起きたら不調から回復していたので必要な睡眠だったらしい。胃痛もなくなった、それどころか肉を喰…
姉とのメールのやり取りの中で筒井康隆の名前が出て、そういえば文庫を持っているけど確かまだ読んでいなかったよなと何となく読み出したが、途中で読んだ事あるなと気づいて、読み進めていくとやっぱり読んだ事ないとなって、それを繰り返して小説の構造と…
「おまえが読みたいっつってた本が届いたから取りに来てええで」というメールが来たので、会社帰りに久々に図書館に寄る。中には入れず、出入り口にカウンターが設置されており、そこで図書館員にカードを渡して照合し予約本をとってきてもらうシステム。前…
読みたい本はあるし読みたい気持ちもあるのだが相反して活字が頭に入らなくて、結構長らく本が読めないでいるのだが、これなら読めるかもなと買って読み始めた新刊本が、確かに一応最後まで読み通せたんだけど全然おもしろくなかった。これでまた読書熱が下…
一昨日読んだと書いた『オールラウンダー廻』は全19巻なのだが何故だか18巻だけ抜けていて、そういうのは他にもあったけど別のところから見つかったりしていたのにこの18巻だけはどこにもない。これを一気読みしたくてわざわざ整理をした面もあったので、勢…
在宅でお暇な時のご参考に、思い出すままにつらつらと簡単に一行感想。 恋愛に限らず人間関係が点と点を繋いだ線なのではなく、空間によって面となり、時間によって立体になる事を描いた秀逸な漫画、次巻完結、どんな決断を。A子さんの恋人 6巻 (ハルタコミ…
日記を書く時のタイトル「休日派」はこれのオマージュだと何度か書いてきた、山田風太郎の名作日記「戦中派」シリーズが漫画化されると聞いた時は、期待半分と何をどうやって描くのだろうと心配半分で掲載雑誌は読んでいなかったが、このたび単行本化されて…
アカツキ『味のプロレス オールスター編』(新紀元社)が出ていたので買った。本屋で見つからず、店員に聞いて見つけてもらい、買う際に「あってよかったですね」と笑顔で言われて嬉しかった。実際のプロレス、レスラーをネタにした4コマ漫画で著者がTwitter…
礒崎純一『龍彦親王航海記 澁澤龍彦伝』(白水社)。高校時代に知って、自分の名前と漢字一字同じなのもあって親近感を持つも、全く違う趣味と思考の澁澤龍彦の評伝。詳細かつ骨太で読ませる。それでも三島由紀夫の死以後は少しダレてきたな、と思ったタイミ…
滝口悠生『やがて忘れる過程の途中』(NUMABOOKS)。アイオワ大学で行われた滞在型プログラム「インターナショナル・ライティング・プログラム」の十週間の記憶と記録を書いた日記。書く事、話す事、言葉が通じにくい事、確かな戸惑いと曖昧な理解がある事、…
表紙写真がかっこよかったので手に取ってレジに持っていったら思いのほか高くて、何故にと確認したらみすず書房から出ていたマルコ・ピエール・ホワイト『キッチンの悪魔 三つ星を越えた男』(みすず書房、千葉敏生訳)。イギリス人初にして最年少三つ星獲得…
最近、同人誌、リトルプレス、ZINEをよく買っている、ネットで古本屋でその辺で見かけておもしろそうだと思ったらさっと買ってしまう、思ったより高値なのもあるし、内容はむろん玉石混淆ではあるけれど、ネットで有料記事にするのではなくわざわざ紙にする…
西尾維新の戯言シリーズを再読した勢いで、森博嗣の『すべてがFになる』も再読、これ一冊は妙に好きで、売っては買い直すを何度か繰り返して、今回はまだ本棚にあったのでそれを取り出した。いつもはこれだけで満足するのだが、今回は続きも読みたくなって、…