磯崎健一郎『電車道』(新潮社)。待望の磯崎憲一郎の新作は電鉄会社を築いた男の一代記にして、一つの日本百年史である。個人、生活、文明、国家、戦争などが網の目のように折り重なって歴史が綴られていく。端正な筆致や「私」という存在の欠片、時間の捉…
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