不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

焼き係

 久々に早い時間に終わったので打ち上げで焼肉に行った、有名なJJ苑である。高級焼肉店だけあって確かに一定以上のうまさはあるのだが、そこ止まりで地元の店の方がうまいのではないかと思ったりしたが、まぁゴチになるのに文句があるわけなく、〆までたいらげてやや食べ過ぎたほど。焼肉に行くと毎回必ず焼き係をやらされるのだが、私はこれが好きなので問題ない。自分の好きなタイミングで好きなように焼けるし、焼いていれば会話も適当でいいし、何なら配分する数も勝手に増やしたり減らしたりできる、もちろんバレないようにして。焼肉の一番いいポジションだと思うのだが、誰もやりたがらないので独占している。今日もよく焼いた。

人間は機械

 朝から晩までみっちりと目が回る忙しさであった。何とかかんとか乗り切って本日の目標達成となった、あとは野となれ山となれ、焼け野原の可能性もあるが。前に書いた気がするが、疲労がたまっていくととにかく朝起きるのがつらい、一度動き出せばあとはわりとスムーズなのだが立ち上がりに時間がかかる、老朽化したPCと同じだ、違うのはPCは新しい機体にデータ移行できるが人間はできない事である。PCですらデータに破損などの不具合、あるいは移行したはずなのになくなっていたりするのだから、人間だったらもっとありそう、そもそも記憶はデータなのか、免疫が暴走した私の病気はデータ移行でどうなるんだろう。免疫についてはここ数十年で研究されだして、それほどまだ実態がわかっていないと聞いた、人間は解明されていない複雑な機械だ。とりあえず休息とエネルギーが欲しい。

料理動画

 インスタグラムで時たま流れてくる料理動画を見る事が増えた。短く編集されているもののその手つき手さばきなどは見ていて意外と飽きず、余計な情報(文字とか顔芸とか)はいらないのでノイズ少なめとなると海外アカウントが中心となる、顔のうるさい海外の人もいるけど。知らない調味料や具材が出てくるのもいい。しかし見ていると、「うまそう」よりも「身体に悪そう」とつい心配になる事が結構ある。店で作られる料理というのは遠慮なく塩やバターなどをぶち込んでくるものだとは知ってはいるが、それでもそんなに大量に入れて……油がすごい……塩分過多やろ……と思って味よりもそっちが気になってしまう。初めてカルボナーラを作った時、生クリームの多さに動揺して、以来作るどころか食べる回数すら減ってしまった、食べたい時は食べるけど。他にも「それなら醤油かポン酢醤油で味付けした方がいい」と思う事も多い、そして腹が減る、寝る前には見ない方がよい。

三月一二日、飲み忘れ

 朝飲むべき薬を忘れてしまい、それだけ回復していると見るべきか、単に仕事による疲労が不調を上書きしたと見るべきか、まぁ両方だな。夜に飲まない方がいいそうなので、明朝飲む事にしよう、一日忘れてどうこうならんだろう、たぶん。ちょっと豪華な昼飯(ウニ・イクラ入り海鮮丼)を喰って元気づけてから会社へ。黙々と作業作業で、気づけば夜遅く。薬の飲み忘れよりも休日出勤で遅めの帰宅の方が身体に悪いのではないか。ずいぶん暖かくなり終わる頃には桜が咲き始める事だろう、酒あり花見がうっとうしいが、春の到来はやはりどこかうれしい。

今日というカレー

 先日見つけた新しいカレー屋で昼飯を喰ってから、会社に行く電車の中で十二年前の今日もカレーを食べた事を思い出した。一緒に住んでいなかったけれど、こっちの方が近いからと歩いて私のアパートまで来た彼女(カミさん)と、荷物を置いてから夕飯を喰いに街へ出た。喰う気にならなかったけれど何かは喰った方がいいなと考えて、ココイチに入ったのだ。その時何を話したのか、黙々と食べただけだったのか、何カレーを注文したのか、覚えていない。あれから干支一回り、記憶が薄れながらも印象的な事だけは覚えていたり、思い出したりしていくのだろう。声や言葉にする事が祈りや願いだ、時に沈黙のままでいる事もそうかもしれない、そしてこうしてカレーを食べたり食べた事を思い出す事も祈りなのだと信じている。


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圧が強い

 仕事で圧の強い二人に立て続けに会って実に疲れる一日であった。圧が強い事は界隈では知られていて、会った人によると高圧的な態度をとられたり、マウンティングをされたり、無礼な事を言われたりと散々な評判だったので、かなり警戒して会いに行ったのだが、一人目は圧こそ強いもののキレッキレの頭で次々に話を展開し終わるや嵐のように去っていった。二人目は何だか初対面からでかい態度ではあるのだがそれだけで、仕事話と共にさりげなくもはっきりと家や車の自慢をしてくるのでいっそ微笑ましく思えてしまった。個人的には二人とも別段悪感情は抱かなかったが、応対にかなりのカロリーを要した気がして、終わったら疲れ切ってしまった。仕事仲間や家族は大変だろうて、それとも結構慣れるものなのかもな。

そして連絡は来なかった

 せめて連絡をくれ - 不発連合式バックドロップ

 自分もすっかり忘れていたこの案件を思い出した。前の日記に書いた通り《これはもう駄目かもしれないと諦めかけてい》て、そして諦めてしまい記憶から抹消しようと片隅に追いやっていたのかもしれない、それをふと思い出すのだから脳は不思議である。それはともかく、思い出したのだからと改めてチェックしてみるかと注文したサイト名をGoogleで検索したが出てこない。この時点でもう確信していたのだが、注文時に届いたメールを発掘しそこにあるURLをクリックしたら、はい、ページはありません、中国語で「您的请求在Web服务器中没有找到对应的站点!」(あなたのリクエストは、ウェブサーバーで対応するサイトが見つかりませんでした)の一文があり、そう、つまりは詐欺である、引っかかったのである、こういう事は初めてだ。代金を振り込んでも問い合わせても何の音沙汰もない時点でおかしく、カミさんにも「消費者庁に相談しろ」と言われたのだが、そこまでする気力が全くわかず、また金額は秘すがそこまで労力をかけて取り戻すには微妙な値段で、結局そのまま現在に至ったのであった。自分一人でなく他にも被害者がいるのだからと考えて行動すべきだったかと反省している。それにしても、ふと思い出した事で詐欺被害を突き付けられてしまうとは。思い出さない方がよかったのか、はっきり分かった方がいいのか、いずれにしろ教訓にして学んでいこう。