不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

九月一九日、同人誌

 青海の方で開かれる同人誌販売イベントに行く、一冊欲しいのがあった。こういうイベントに行くのは初めてで通販でもいいし、どうするかなとギリギリまで迷ったが、行きたいと思ったのなら行け、欲しいと思ったなら買え、一期一会だ、というこの手の話に詳しい人たちからの後押しがあったので初参戦となった。といっても欲しい本は決まっているし、感染防止であまり会場にあまり長居しないように言われていたので、目的の本を買うや否や離脱するのであっさりしたものだった。ヴィーナス・フォートにいたカミさんと合流し、フードコートで昼飯。

 ぶらぶらそのへんを散歩するつもりだったが、「まだ来ないの?」と次に行く姉宅の甥っ子から怒りのメールが来たので豊洲に移動。姉宅にお邪魔し、コーヒーをご馳走になりながら姉一家と適当にトーク、甥っ子はよくわからないマイワールドで暴れ回っていた、すごいパワーだ、自分がこの年齢の時にこんなパワーがあっただろうか、なさそう、覇気のある子供ではなかった。外で早めの夕飯をとり、スターバックスでもう一杯飲んでから解散。豊洲は整理された街並みも悪くないが、何より海が近いのがうらやましい。帰ったら疲労困憊で、すぐに風呂に入って寝る。

九月一八日、シューマッハという名前のF1ドライバーがいたらそりゃあ速いだろうね

 午前中は『呪術廻戦』のアニメを見て過ごす。昼飯を喰ってから洗面所とトイレの掃除を終えて外を見たら雨がやんでいたので散歩に出るも、ただぷらぷら本屋などを歩いただけなのに、やけに身体がだるくなってきたので、すぐに帰ってしまう。そのまま一時間ばかし昼寝。夜はもつ鍋風豚バラ鍋。Netflixの『シューマッハ』を途中まで見る、一番夢中になっていた時期のF1の話なのでおもしろいし懐かしいし、いつもF1の話題をキャッキャと話していた悪友 IZと一緒に見たくなった。

九月一七日、ひと月半遅れ

 カミさんが仕事をするというので一人で映画館へ、少し映画館熱が戻ってきていて嬉しい。見たのは『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』。1969年、ウッドストックと同年に行われたブラックミュージックのフェスティバル。映像として記録されたのに五十年間お蔵入りになっていたという。執拗なまでに1969年が黒人革命の年だったと今と昔の人が語っている事、そこから半世紀以上経った現在への問いかけ。ニーナ・シモンスライ&ファミリーストーンはやはり別格で圧巻。スティーヴィー・ワンダーがすごいミュージシャンであった事を初めて実感する、缶コーヒーのCMのイメージしかなかった。

 やはり仕事で下北沢に行くカミさんと共に移動し、現地で別れて珈琲豆を買い、本屋などまわって時間を潰してから、再度カミさんと合流しイタリアンレストランへ。ひと月半遅れのカミさんの誕生祝い。おめでとう、ところでプレゼントは何がいいかまだ決まらないのかな、俺が考えろという話でもあるのだが。

九月一六日、孤狼の五平餅戦

 目当ての店が休みだったので、せっかくだから景気良くしようとランチ焼肉に突撃。食後、映画館へ行き、『孤狼の血 LEVEL2』を見る。年末年始に「仁義」シリーズや『県警対組織暴力』を見てしまっていたのが悪かったか、名作と比較するのもいけないが濃度が違いすぎる。前作はそこそこ楽しんだので評判の良い今作は期待していたのだが肩透かしであった。サンマルクでカミさんと感想戦を終えてから帰宅。夕飯は年に数度のお楽しみ、五平餅三昧、栄養は今日は無視する事にして、うまい。食後は姉からオススメされていた『呪術廻戦』の単行本を買ったので読む読む、好みっぽいなとは薄々思っていたが、うへー、おもしろい、まいった、いちいち姉に感想をメールで送ったりしながらついつい既刊本を一気読みしてしまう。近々新刊が出るそうだし、映画も年末に公開されるので読むのによいタイミングだったかも。しかし、カミさんが毎週欠かさず『ジャンプ』を買っているにもかかわらず、ほぼノー情報でこれを初めて読めたのは幸いであった。

底が抜けた、二度

 起きてから昨夜のあれは夢だったのではないかと思いたかったのだが現実は非情であった。無理やり開けた隙間から中の物を取り出して、抜けた底を持ち上げながら棚を引き出す。修理できればしたかったのだがこれは底の板がそもそも薄くて耐久性ないので(組み立ている時にも感じてはいた事だ)お手上げだなと諦めたところで、まさかと二段目を確認したら底が抜けかけていた、もう抜けるだろう。そして三段目はもともとうまくはまっておらず、四段中三段が駄目な状態である事が判明し、またもや愕然とする。買ってたった半年なのに。ここで買った座椅子も座り心地が悪くすぐに買い直したのだった、昔はそうでもなかったのに最近は駄目か。皆さんもお気をつけください。とりあえず次は無印良品で買おうと思っています。

安物買いの銭失い

 日記を書くのを忘れていた事に寝る直前に気づく、疲れて帰ってきたのがもう明日だった。アップしたのは一四日という事になっているが、書いているのは一五日の午前二時直前である。何を書くかと考えながらiPad用のキーボードを棚から出そうとしたら引き出せない、動かない、何事かと無理やり開けて中を見たら底が抜けていた。そんなに重いものは入れていないはずである、買ってそれほど経っていない、安っぽいとは思ってはいたがもうニ×リでは二度と物を買わないと誓った夜。

背中の穴

 そういえば、一年前の九月は背中に粉瘤ができてその処置をした事を思い出した。先日黒猫の後ろ足の付け根にまた膿が溜まってしまい、病院で絞り出されて悲鳴を上げていたのだが、俺も粉瘤処置の時には「グヌッ~」と声が出たのでその痛さと辛さがわかる、初めて猫の気持ちが理解できた。カミさんに背中を見てもらったら傷跡は特に見当たらないそうなのだが、自分で背中に手を回して触ってみると、指先で微かに跡がわかる、へこんでいる、穴が空いていた、まだ空いている。