不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

贅沢

 部署で飯喰いに行く事になって、こういうご時世にそれは駄目だろとは思いつつ出かけていき、よしステーキだとなった時に、「ステーキかー……」とやや渋った応答をすると、「なんだ、いやか、贅沢だな」みたいな事を言われるのだが、別にもっといいもの喰わせろよという事ではなく、単にステーキがあまり好きではないだけで、何ならそのへんの蕎麦屋でもりそばあるいはかけうどん一杯だって全く構わないのだ、その料理がうまいのなら。求めているのは値段ではなく好みと味、まぁそれを求めるのを贅沢だと言われれば贅沢なのかもしれないけれど。

続・攣

 咳のしすぎで妙なところが攣る事は以前書いたが、咳が治っているのにまだそれが続いていて、振り返るとワクチン接種二回目を済ませたあたりから多発している事に気づいた。筋肉注射だったのが関係しているのだろうか、そんな副作用は聞いた事がないが可能性はあるかもしれない、調べてはいないが。攣るのは腰の右側の一部分だったり、左足の親指だけだったりで一貫性もなく、タイミングもまちまち、どう対処すればいいのかがわからなら、これがずっと癖になったら嫌だなぁ。

午前零時が就寝時間

 若い時の就寝は午前一時、遅くて二時頃だったのだがここ数年は午前零時になったら「寝なきゃ」と思うようになってしまった。寝なきゃどころか、もう深夜だとも思ってしまう、夜が短くなった。かといって朝や昼が長くなったわけではなく、長くなったのは睡眠時間なのだ。別に悪い事ではない、睡眠は大事だ。人生の三分の一が睡眠にあてられると聞いた時に、睡眠時間を削れば起きている時間が増えるように見えるが人生そのものの時間が短くなるかもしれない、そうではなく三分の一が睡眠なら睡眠時間を伸ばせば残りの三分の二も増えると思った方がよい。咳で眠れなかった時期があると、本当に睡眠大事だとわかる、みんな寝ろ、おやすみ。

ガンダムを見た

 そういったわけで『機動戦士ガンダム』をNetfllixで全部見た。カミさんと駄弁りながらだと結構おもしろく、毎日三話ずつくらい見ていた、一人だったらたぶん見終わらなかったのではないか。前にも書いた通り、俺でも知っている名台詞がわりとあっさり出てきていたのだが、それ以上にわりと濃いキャラがあっさり死んでいき、こんなに出番少ないのに後世にまで語り継がれているのかよというのが驚きだった。たとえば黒い三連星ジェットストリームアタックは一回しか出てこなかったのに、あたかも往年のプロレスラーの必殺技くらいの定着度である。いちいち感想を書きたくなるようなキャラばかりで出番少なくとも濃厚だ。

 エピソード数が最初からわかっているので後半になるにつれ、あとこれだけなのに終わるのかと心配にすらなった。突然ニュータイプという概念が出てきて、だんだんスピリチュアルな世界へと突入していたのには苦笑した、なんだエヴァといいロボットアニメはこうなる宿命なのか。特段好きなキャラはできなかったのだが、カイ・シデンは減らず口が憎めなくてよかった、あと気づけばトップファイターになっていたセイラも。アムロとシャアは何でそこまで人気出たのかわからん、変な髪と変なマスク。ララァはなんか怖かった、瞳孔開きっぱなしに見えた、あいつ何なんだよ、何でいきなり出てきてファムファタールみたいな存在になってんだよ、何で死んだらアムロ泣いてんだよ、そんなに交流したのかよ、いきなり溶け出して語り始めるんじゃないよ、人類補完計画か。友人の話によると、ファーストガンダムはあと十話くらいあった予定が打ち切られて駆け足になったという、言われてみれば駆け足だった、ジオングをもっと活躍させてもよかった、足なんて飾りです、そりゃ宇宙空間ならそうだろうよ。好きな(=乗りたい)MSは何かと考えたが、いまのところ答えは出ていません、ズゴックアッガイは無骨で好き。

 興味深いのは、長年の友人たちがこれまで俺が興味も示さなかったガンダムを見た事に色めきたって、ガンダム語りに誘ってくる事である、どうやらガンダム好きは思った以上に多いらしい。名台詞を言っても全く反応しなかった俺が反応できるようになって嬉しそうだ、戦いの中で戦いを忘れる。思いつくままに書いたので感想になってなくてすみません。『Z』は見るかどうかわかりません。

九月五日、運転

 久しぶりに長い上映時間の映画に行くぞと気合を入れてみたが、思い出してみると三回見た『シンエヴァ』は見る作品よりもっと長かった、麻痺している。見たのは『ドライブ・マイ・カー』で村上春樹の原作は未読、監督と主演が誰かしか知らず、運転手役はずっと田畑智子だと思っていたら違う俳優だったので驚いた。撮影がすばらしく話がつまらないのに映画としては一切退屈しないという不思議な感想を持つ。前に見た『ザ・スーサイド・スクワッド』含めて、やっぱり映画館で映画鑑賞はいいなーと強く再確認。余韻を味わうため今夜は家では何も見ず。

九月四日、ガンダム見終わり

 緊急事態中でも髪は伸びるので散髪。切り終わるや新宿に出て昼飯のつもりが、目当ての店が長蛇の列だったのでやめて、適当に入ったカレー屋は可もなく不可もなしであった。地元に戻り、無印でシャツと猫の餌用皿を買ってからコーヒー飲んで帰宅。昼のカレーがやけに腹に残っているので夕飯は茶漬けのみ。カフェオレ飲みながら『機動戦士ガンダム』のラスト四話を一気見、四十三話見終える。感想は後日書く、次は『Zガンダム』か、シリーズを全部見るか、どこまで追いかけるかはともかく、とりあえず続けて見る、まだまだ楽しめそう。

白泉社にはお世話になっている

 Kindle Unlimitedはもうやめようといつも思うのだが、月が変わって新しいラインナップになると読みたいのがいくつか入っているので、そのままだらだらと続けてしまっている、それが相手の狙いなのだろうとはわかっているのだが。今月は白泉社文庫の漫画が結構入って、大島弓子綿の国星』やら川原泉笑う大天使』やら玖保キリコ『シニカル・ヒステリー・アワー』があって、さらに『パタリロ』『ぼくの地球を守って』『ここはグリーンウッド』などなど、どれも序盤の数巻だけではあるのだがかつて読んだ事を思い出しながら楽しむには十分である。少女漫画は全然通っていないと思っていたが、いざ振り返るとそれなりに読んでいた。そもそも俺がバディものを好きになったのは『バナナフィッシュ』からだと思うのだがあれも少女漫画といえば少女漫画だ。そういえばいまは『フィールヤング』系の漫画をよく読んでいるが、この時の延長だろうか。今も昔も俺に少女の要素は全くないが意外と血肉になっているのかもしれない。一方、カミさんはこのあたりは全然読んでいないという、今も昔も『少年ジャンプ』、本当に俺と違うのでおもしろい。