不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

専門知は、もういらないのか/いるよね

 トム・ニコルズ『専門知は、もういらないのか』(みすず書房、高里ひろ訳)。これはメチャクチャおもしろい。ブログから生まれた本なのもあって読みやすく、左右硬軟の話題を織り交ぜながら、無知や、正当でも誤用でもない新たな反知性を、身も蓋も容赦もなく滅多斬り。アメリカの話題ばかりだが、どこかで(というか自分の見ているネットの画面で)見た事ある風景ばかり。他人事でなく、自分は大丈夫ではなく、みなどれかに当てはまっているのでは。笑っていられない、もっと学べ、リテラシーを持てと言うしかないが、何で学ぶかでまた変わるので、その辺の判断が難しい。だから、やはり専門家(専門知)は必要。という事を、今日起こった出来事をめぐるネット言論を見ていてまた痛感したのであった。

専門知は、もういらないのか

専門知は、もういらないのか