不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

割引

 イヤホンはサイバーマンデーで買った事は前述したが、その際24000円の品物が80%オフで4800円となっていた。4800円ならまぁ冒険してもいいか、元が24000円ならそれなりの品質だろうという前向きな考えと、80%オフになるような品物ならそんなにいいものではないのではという後ろ向きな考えがぶつかって、結局勢いで買ってしまった。いつもは家電量販店で実物を一度は見てから、なるべくならその店で買うようにしているのだが、この値引きには負けた、負けてしまった。

 CDも輸入盤はCDショップよりもamazonなどネットの方が安いのでこちらで買うようになってしまった、いや、それでも渋谷のHMVが好きだったからしばらくはそこで買うようにしていたのだが、いつからかHMV一番の強みだと俺が勝手に思っていた試聴機の作品チョイスが弱くなったし、一階がリニューアルされて一過性の客とジャニーズなど一極集中型の客を取り入れようとしだした時、もう駄目かもしれないと感じた、そしてその通りになってしまった。いまやSpotifyがあるのでCDショップには行かないしネット通販ですらCD自体をたまにしか買わなくなってしまった。しかしCDの方が音質がいいから買わなくなる事はない。

 再販制度が崩れて本が値引きされるようになり、amazonで安く買えるようになったら本屋に行かなくなるだろうか。本屋でも割引されるようになるだろうが、amazonなどネットショップには価格競争では負けそうだ。値引きされるようになった方がいいのに、と、値引きされないままでいい、と二つの思いを抱えている。活字本はほぼ買わないけど漫画はたまに電子書籍で買っているのだが、電子書籍の方が紙よりも高い時があるのが納得いかない、印刷するより手間がかかる場合もあるという話だが、それでも納得いかない。価格が同じなら紙がいい。手元に残る方がいい。電子書籍も厳密に言えば配信で、配信は所有ではない。俺の中では配信だから割り引かれるのであって、割り引かれないのなら所有したい。音楽でも映画でも本でも、誰かの都合で俺のものがなくなるなんて事だけは御免被る。