不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派視覚日記

 またもや10時まで寝てしまう。疲れている。渋谷からバスに乗って六本木ヒルズへ。ヒルズ内の中華料理屋でメシを喰らい、森美術館「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」。昨年秋に行った金沢の21世紀美術館にあるスイミング・プールのアーティスト。展覧会が来るとは知らなかったが、これも縁なので鑑賞。
 見る・見られるをテーマにした「視覚」の体験型展示。基本的に単純なアイデアでできている作品ばかりだけど、観客に思い込みや固定観念がある事がわかり、ハッとする瞬間もあり。本展も含めて最近の現代美術の展覧会は撮影可にする事が多いように思うが(まぁ俺が行ったのは二、三個でサンプルにするには少ないんだけど)、展示自体や撮影している者を含めた風景も作品にしようとしているように思う。この展示は特に「見る・見られる」がテーマだったので、「見る/見られる」作品を「見る/見られる」私という構造。それを繰り返していけばメタ的な視点に行き着いてしまい、一つのおもしろさだけどそれ以上にはならないので、またどこかで曲げたりギアチェンジしたりが必要になるのだろう。なんかとってつけたような考えだけど。
 隣で開催中の「Media Ambition Tokyo 2018」も行く。展示物はおもしろかったけど、狙いはいまいちわからんかった。もう一つのファイナル・ファンタジーの催し物はスルー。下界に降りて、タリーズで一休み。この後、新宿に出て映画のつもりだったが、どうにも身体がだるくなってきたので帰る事に。青山ブックセンターに寄って、店を出たらちょうどバスが来ていたので渋谷に戻り、そこから電車。
 夕飯用に鳥肉屋で弁当を買って帰宅。喰ってから、久し振りにNetflixで映画一本、『グッド・タイム』。小汚いヒゲのロバート・パティンソンがいい。
 入浴。日記書き。読書。寝る。明日も休み。