不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派マクベス日記

 さて今日は何しようかなと考えていたところに上司より着電。「今日、空いてる?」という一言ですわ仕事かと構えたが、芝居のチケットが一枚余っているから行ってくれないかという話だった。お金は持ってくれるというので、話に飛びついた。ただ、14時開演と聞いていたのだが、行ってみたら13時30分開演で、ついたのがまさにその時間だったので慌てて客席に入ったよ。
 芝居は『NINAGAWAマクベス。本日千秋楽な上にめっちゃええ席でした。有難う上司。俳優陣の熱の入った演技に、豪華で大きなセットと美術をシンプルに使う蜷川演出を存分に楽しんだ。しかし見た目を和風にすると「神の御許」とか「天が見ている」とかいったセリフには違和感を抱く。その辺の細部は改変してもよかったのでは。『マクベス』は、悪魔に直接唆されたマクベス本人の揺れる弱い心も見所だが、悪魔に会わずして心を決めたマクベス夫人がもっとも怖い存在になる。その夫人も愛ゆえにの事であって、彼らは我々と同じ人間なんだよなと思う。
 鑑賞後、「トップ」で一休みしてから新宿に移動。紀伊國屋南口店からブックファーストを流し、地下道で紀伊國屋本店前へ。某密会である。別に密かに会っているわけではないのだが。全員集合してから店に移動、「らんぶる」で二次会もして、23時まで。相変わらず知に溢れた会であった。知の質はいろいろだけど。本日言われたのは「アンタッチャブルの二人を合わせたような男」と「眼鏡を外したぼやけた目で見たらトム・ハーディに似ている」でした。どんな男だよ、俺は。
 帰宅。入浴。日記書き。読書。寝る。