不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

このカテゴリータグ、久し振りに使ったな

 昨夜「ショナイの話」(テレビ朝日)という深夜番組を見た。存在すら知らなかったし、そもそも最近はニュース番組以外のテレビを見なくなっていた。ずっと見ていた「タモリ倶楽部」でさえご無沙汰である。しかし、この番組に「植田まさしが出る」と聞けば、万難を排して見なければならぬだろう。万難を排してと書いたが、所持しているDVDチューナーが地デジに対応していなさそうだったので(2004年に買った)、結局眠い中、リアルタイムで見たのだが。
 この番組はMCの三人のうち(中山秀征、西山茉希ウド鈴木)の誰か一人が、《ひとクセもふたクセもあるその道のプロ達に、ここでしか聞けないショナイの話を聞きに行くインタビュー番組》だそうである。*1今回はウド鈴木がインタビュアー。小細工をせず、さらりとインタビューに入るあたり好感が湧く。さらにインタビュー中にCMをほとんど挟まなかったのもいい。
 植田まさしのインタビューは最近いくつか読んだが、動いているのを見るのは初めてだ。自分がモデルと言うだけあって、コボちゃんに似ている。知っている話が多かったけれど、毎日一本書いている事や、ネタは生むというより見つけるという考え方など、興味深かった。意外と言ってはなんだが、ウド鈴木がいいインタビュアーで、自分で質問を考えたのかどうかは知らないが、キャラで得した部分はあるとしても聞き方や斬り込み方がよかった。「難解なネタを解説してもらう」と言えば聞こえはいいが、要は「わかりにくいから説明しろ」という事だ。下手したら怒られるところ、すんなりと入っていけたのはすごい。こういうのに向いているんだな。もっとやればいいのに。
 30分は短すぎて、あっという間に終わってしまった。おもしろかったけど、やはり物足りない。特番とは言わないが、せめて一時間ぐらいのドキュメンタリーやってくれないかな。とりあえず、今朝コンビニで見かけたペーパーバック版の「かりあげクン アンコール 笑って火照って冬に勝つ!」を買った。
追記;現在web上で読める植田まさし論。→「四コマ漫画の巨匠・植田まさしを読み解く! 来るべき植田まさし批評のために」

かりあげクン(52) (アクションコミックス)

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