不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

私的ベストバウト

 HBKvsテイカーは二人の集大成、過剰なドラマ性を消し去り、「プロレス」を見せてくれた名試合。棚橋vs中西は、二転三転する状況とこれまでの中西の歩みが重なり、大爆発した。棚橋もとてもよかった。リベンジ戦もよい。葛西vs伊東の美しいキチガイっぷりには衝撃を受けた。
 まぁおもしろみのないベタな選びだろう。
 一試合の内容もさることながら、レスラー二人の道のり、歴史、生き様が見事に反映された三試合。スポーツは試合を見る事で選手を見て、選手を見る事で人間を見る。つまるところ人間ドラマなのだが、その最たるものがプロレスだ。そして、今年一番豊かな人間ドラマだったのがこれらである。
 三沢逝去、映画『レスラー』など、いろんな意味でプロレスに心動かさせる一年だった。そして、ますますプロレスを見て行こうと思った一年でもあった。レスラーの皆さん、お疲れさまでした。