昨夜、「私の10のルール」という番組に、エレファントカシマシ宮本浩次が登場した。ミヤジのルールは以下。
- 白と黒しか着ない
- 毎朝、腹筋背筋をする
- よく考えてしゃべる
- 車は絶対ポルシェ
- 読みかけの本に爪あとを残す
- サインは楷書で書く
- 時間は守る
- 堂々とヒットチャートを気にする
- 必ずメンバーと握手してステージに立つ
- 届け!! という一心で歌う
しょっぱなから一所懸命、本気で生きているミヤジを見て、ぐっときてしまう。1の「白と黒しか着ない」理由で、「やりたい事はたくさんあって、一生がいくつあっても足りない。だから服を選んでうまいレストランでメシを喰うよりも、いい歌を作って届ける方が、僕にとってご馳走かもしれない」という言葉に、ああ、この人のファンでよかったなぁと思う。
ポルシェにこだわりがあったとは知らなかった。ピエール瀧か石野卓球が初期のアルバムを見ながら「まさかこの時、宮本がポルシェで江角マキコとデートするとは思わなかった」とからかった事があったが、実は初志一貫していたのだな。7回も売買するなよ。
あと、8「堂々とヒットチャートを気にする」もよかった。そうなんだよ、順位とか気にしないという姿勢もかっこいいし、それでもかまわない。だけど、63位と3位だったら、伝わった絶対数が違うだろ。わかってほしい人だけわかればいい。それはそうかもしれない。でも、伝えたいと思っているのなら、それは誰に伝えたいのか。みんなに、でしょ? だったら、やっぱりたくさん売れた方がいいじゃないか。
伝えたい、伝わってほしい。そう願って、丁寧に歌って、丁寧にプロモーションをして、売り上げが週間3位になって、「こんな嬉しい事はない」と喜びをかみしめて、だけど「今までの最高が2位だから、あと一息なんだよな」と少しだけ悔しがる。そして、また前進する。なんて、かっこいいんだろう。
好きなミュージシャンの私生活というのは、あまり興味を覚えないのだが、ミヤジだけは気になる。どんな家に住んで、どんな本を読んで、どこを歩いて、どんなことを思っているんだろう。この番組は、少しだけ見えておもしろかった。特に『扉の向こう』では内向的だったのに比べて、前向きな姿だったので、よかった。いい番組だった。この回しか見た事ないけど。
とりあえず、忙しいのが終わったら、俺も腹筋、背筋をやろうかな、と単純に影響されてみる。
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