不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

NHKはおもしろい

 NHK教育テレビ「ETV50 教育テレビの逆襲〜よみがえる巨匠のコトバ〜」を見る。教育テレビ50周年ということで、テレビを絡めて戦後を振り返る番組。爆笑問題が司会で、矢口真理、糸井重里がコメンテーター。ゲストに加山雄三立花隆
 「巨匠のコトバ」とあるように、主に番組に出演した著名人インタビューが軸となる。これがまた、凄いメンツで、それだけでもおもしろい。ちょっと前までの知識人・言論人の言葉というのは、なんでかくも深いのか。
 加山雄三が、意外と言ってはなんだか頭がよくておもしろかった。単に「若大将」をやっていたわけじゃなくて、「若大将」とは何なのかをきちんと考えていたんだな。立花隆は、ま、いつも通りの感じ。
 インタビューに出てきた中で、一番刺激的だったのは、実は矢沢永吉。若くてとがったころのYAZAWA。身振り手振りで、矢沢調を繰り広げる。ものすごく浅くて、ものすごく深い事を言っていて、釘づけになってしまった。
 2時間では短い。もっと長く見たかった。
 録画しておけばよかったな、と久し振りに思う番組だった。