不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

戯言

毎年暑い日

今日は賞与の日だった、そして母の命日だった。毎年送られてくる友人からのメールを今年も受け取り、お礼を言い、出てきた母の写真を送ったら、似ているねと言われた。賞与が出たからというわけではないが何か手向けるものでも買おうかと考えたが、先にカミ…

「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」

生の姿を見たのは三度。一度目は理由は知らないが吉井和哉のライブの前座で出た時。二度目はさらに何故だから知らないけどその吉井和哉とコラボした曲を出し、年末の武道館でおそらく最初で最後であろうその曲のパフォーマンスを見た時。三度目はものまねプ…

二十年

注文してから二十年待ちのコロッケが届いたというツイートを見かけた。本当に二十年待ちだった事が一番の驚きだが、注文した方が喜び舞い踊っていて、知らない人だし食べられるわけでもないのに本気でよかったなと思った。私は二十年待っていられるだろうか…

青山真治『宝ヶ池の沈まぬ亀』/それでも人生と映画は

映画監督 青山真治さん死去 「EUREKA」がカンヌ映画祭で受賞 | NHK | おくやみ 先日読み終えた、とても分厚い日記。二段組でたっぷりと書かれているんだけど、核心的な事はやたらとぼかして書かれていて、日記は書きたい事ではなく書き残したい事を書くもの…

本が揺れ続けている

あの頃、ジェイムズ・エルロイのいわゆる「暗黒のL.A.」四部作を読もうと思っていて、持っていなかった『ビッグ・ノーウェア』をAmazonで注文していた。それが届くか届かないかと待ちわびている日だった、揺れたのは。だからいつも今日という日を思い出すと…

◯一〇

銀だこの前でたこ焼きをつっつきながら「結婚すっか」と言ったのが十年前の一月二日で、婚姻届を出したのが三月三日だった。何故二ヶ月も空いたのかは忘れてしまった。趣味や性格、生まれ育ちに政治信条、晴れ女と雨男と様々な面で違うのに喧嘩もせずに仲良…

少しだけ死に続ける

四十代でどうのこうのという話題が流行っているようで、前にも書いたが四十を不惑というのは惑うからなのだと改めてよくわかった。読んでいるいくつかのブログでもそのテーマが書かれていた。四十代に入ったばかりの自分としては他人事ではないと思って読む…

二並び

二〇二二年です、明けております。最近は月日が経つのが遅くはないが早くもなかったのですが昨年は体調不良もあってか妙に早く感じました。今年はもう少しゆっくりじっくりたっぷり過ごせたらと思っております。おみくじ代わりの音楽シャッフル再生はゆらゆ…

ではまた

二〇二一年、暮れております。 振り返れば上半期はある事から怒りを覚え、そこから何故か食欲が激減してみるみる痩せていくというちょっとどうかと思う痩せ方をしてしまい、さすがにリバウンドするだろうと下半期に入るや喘息が出てさらなる不調、それがよう…

私が答える「はてなブロガーに10の質問」

だいぶ乗り遅れたが、たまにはこういったものに参加してみる。 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ブログ名は一回変わって(短くした)、残っている「不発連合」は大学時代に悪友と作ったグループ名です。ハンドルネームは本名を英語に意訳したもの…

訃報が届いた

その人が早晩逝くであろうとは薄々、いやかなり確信を持って予想していたのでショックではないけれど、寂しさがないわけはない、ショックに慣れても寂しさになれる事はない。仕事で知り合った人だが、その人は早期退職をして鎌倉に住み、ドッグトレーナーと…

追悼

仕事で関わっていた方が亡くなって一年経ち、その人が所属していた会社が主体となって追悼の展覧会が開催されるというので行ってきた。私とは十五年以上の仕事の付き合いがあったのだが、展示された彼の夥しい仕事・作品には全く関わっていない。主の仕事で…

四一歳の秋だから

一昨年昨年と台風が近づいていましたが、今年は曇天模様だなと少し安心していたら霧雨のような一番イヤな降り方をする雨でした、そんな今日の東京でまた一つ歳を喰いました、四一歳、数えで四二だから本厄になるのでしょうか、いまいちわかりません、だいた…

忘れていたわけではないよ

昨日、カミさんが「花屋に行きたい」と言い、猫がいるからめったに花は飾らない我が家なので「珍しいね」と応えたら、「明日は何の日だっけ?」とジト目で言われてそこでようやく母の命日である事に気づいた、忙しくて忘れていたわけではない、当日になった…

線上

その日から四十日後に猫が死んだ。その日から約半年後に引っ越して同棲を始めた。その年から十年が経った。その日を含めた三つの出来事に直接的な関係はないがかといって無関係でもない。猫はもう弱っていたのでその時期は近かったとはいえその日からの一ヵ…

三並び

令和3年3月3日の本日、結婚してから3+3+3の丸9年でした。だから何だと思うし、別に毎年この日にこの事を書かなくてもいいのだが、無駄にうまく数字が揃ったなと思ったので書いてしまった。とりあえずカミさんも猫どもも元気です、たぶん仲も良い、不安定な…

三分の祈り

「わかるよ、クソだよねこの世界は。この病室も窮屈で、俺も牧師なのにこんな格好でごめん。でもさ、3分間ここにいるから、なんでもいい。吐き出してくれ。ぶつけてくれ。だから3分たったら、少し落ち着かないか」 (「わかるよ、クソだよねこの世界は」――米…

牛のように

明けております、二〇二一年。 書く事がないと書いた翌日に書く事があるわけはなく挨拶程度にしておきますが、さしあたり思いついた今年のモットーは「清潔に、誠実に、かっこよく」です、深い意味はありませんがこれを指針にしたく考えております。 おみく…

またお会いしましょう

二〇二〇年、暮れています。 《この一年を漢字にするなら停滞》と書いたのは昨年の今日で、停まって沈んでいる自分が次の年にどうなるかなと思っていたのに社会全体が停滞して沈んでしまって、結果むしろちょっと浮いた感じになってしまうとは夢にも思いませ…

今年の四コマ

今年読んだ漫画の中から、「最高だな」と思ったコマを無断でピックアップ。 よくこういう事をしています。 小犬のこいぬ【電子限定特典付き】作者:うかうか発売日: 2020/12/12メディア: Kindle版 今年一番笑った漫画です。 女の園の星(1)【電子限定特典付…

すーちゃんと呼んでいた

二十ばかり歳の離れた友達が亡くなった。生まれ故郷に住んでいて、年に一、二度会ってはうまいものを食べてだらだらとりとめのない話をする時間は身の置き場のない故郷での唯一といっていい愛しい時間だった。十数年前にかなりの難病に見舞われ、会う時はい…

もう惑っていく事にします

昨年は稀に見る強い台風が襲来し、今年も台風が近づいてきて雨男から大雨男へとなってしまいそうでしたが、台風が気をつかったのか急角度に進路を変更したので大雨男になるのは避けられた今日は私の誕生日であります。 《無事に一つ歳を喰いました。今年ほど…

七月五日、十六年

タコとキャベツのペペロンチーノを食べてから投票所へ行き、一票を投じる。最近は毎回誰にすっかなと直前まで迷う。そのままバスで駅まで出て、会社へ行くも作業量が少なくて、二時間くらいで終えてしまったので、とっとと帰ってしまう。カミさんが家で仕事…

自動生成ツイート十選、三月

引き続きツイート自動生成プログラムでちまちまと遊んでおり、気に入ったのが十個ほどたまったのでまたここに放出する。これらを見ていると、俺が日々書いている文章や使っている言葉はもっと自由でもいいよなと思う。 ポリティカル・コレクトネスをああやっ…

選び続ける

生きる事は選び続ける事で、選ぶ事は祈る事、と書く事も祈りに近い、そして全ては自分のものだ。何に祈る、神か仏か、俺の預かり知らぬところである、神でも仏でも猫でも言葉でも三分間のポップソングでも、好きなものにしろ、好きな事をしろ、迷惑はかけん…

誰もいない

極端な話、もう全ての社会活動が止まってしまえばいいのにと思ってしまう時がある。アナーキーな欲求、破壊衝動では全然なくて、いつもは人がたくさんいる場所から人がいなくなってしまった風景が好きで、だから夜更け早朝の東京の街や平日昼間の映画館なん…

自動生成ツイート十選

ツイート自動生成プログラムというものがあったので試しにやってみたのだが、結構楽しい。間違いなく俺の言葉なのだが繋げ方がランダムであるが故に、俺の言葉が俺の文章でなくそこにある、ウィリアム・S・パロウズのカットアップはきっとこういう感じなのだ…

ストリートワイズの人

訃報でこれほどの驚きと衝撃と悲しみを受けたのは三沢光晴、アベフトシ以来だ。ショック過ぎて言葉にならない、と書いて終わりにしたいのだが、書く人書き残す人であった坪内祐三の死についてなのだから、つたなくとも短くとも何であれ、とにかくいま書かな…

二〇二〇

明けております2020年、近未来と思っていたような年がもう来ておりました、いつだって未来はすぐそこにあるものではありますが。昨日長々と書いてしまったので今日はご挨拶程度、喪中につきおめでとうはありません。この一年もとりあえずここで書いていこう…

ではまた

2019年、暮れていっております。 一年長かった、というよりカミさん発症から今日までずっと繋がっていて、そうすると一年12ヶ月ではなく15ヶ月強あったのだからそりゃ長く感じるわけです。いま思えば昨年末はそれなりに回復したと思っていたけれどまだまだ病…