監督作のつゆ払いというと作品に失礼だが、復活後の俳優としてのメル・ギブソンは追っておきたくてはせ参じた。血の滾りより血の轍を描く事に焦点を置き、現在のアメリカをまるごと反映させた物語で、そういう意味では『ローガン』以上に「アメリカ」の映画…
エドモンドの、信仰とは言いつつも手前勝手すぎる信念とその頑なさにイラつきさえ覚えるが、現実を飛び越えた彼の「正しさ」と、戦場という狂気で塗り替えた現実とが重ね合わさり、そこで聞こえた神の「沈黙」と誰かの声は、ある意味で彼を救ったのだろう。…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。